今年は9月23日が彼岸の中日、その前後3日間を彼岸と言います。
この日は、昼と夜の長さが同じで、太陽は真西に沈みます。
太陽が真西に沈む日なので、西方にある極楽浄土に思いをはせて、お墓参りしたり、彼岸法要したりします。
阿弥陀経には「これより西の方 10億の仏土を過ぎて世界あり。名付けて極楽という」とあります。
彼岸にある極楽浄土で阿弥陀如来が、此岸に住む私たちを手招きしてくださっています。

しかし、煩悩で患い悩み、思いどうりにならない堪忍土に住み、
欲や怒り、ねたみ、嫉みなどの108の煩悩で汚れた穢土に住む私たちです。
そんなものを阿弥陀仏だけが誓いを立てて「絶対の幸せに助けよう」としてくださっています。
その誓いが「阿弥陀仏の本願」です。
ですが、疑い深い私たちは、なかなか阿弥陀様の本願を信じることができません。
お彼岸の時に
極楽浄土があること
極楽浄土に連れて行って下さる阿弥陀仏の本願があること
をよくよく知りなさいよとお釈迦様は教えて下さっています。
私たちの不安の根元「後生に一大事」を解決し、絶対の幸福の身になるために
阿弥陀仏の本願の本末を知るために、仏法を聴聞させていただきましょう。
次はお彼岸のお供えの話です。
春のお彼岸にはぼた餅、秋のお彼岸にはおはぎをお供えします。
春は牡丹の花、秋は萩の花から来ている季節感あふれるネーミングですね。

おはぎをいただいて、仏教のお話を聴く日にしたいですね。
おはぎも仏法を聴聞することも大好きです(^^♪
平生の今、死ねば極楽浄土間違いない身になるためには聴聞しかありません。
阿弥陀仏の信心をいただくまで、
彼岸を、聴聞し光に向かって進ませていただく、善いご縁といたしましょう。
暑さ寒さも彼岸までと言います。
台風も九州に上陸し、風雨も気を付けないといけますん。
まだまだ暑い日も続きます。
お体ご自愛ください。