2016年08月30日

上関原発スラップ裁判和解

8月30日山口地裁において6年8ヶ月に及ぶスラップ裁判が和解しました。

上関原発の埋立工事を妨害したと2009年に中電から、祝島島民2名、カヤック隊2名の計4名が、中国電力から4800万円の損害賠償を請求された裁判です。

これは明らかに、市民の声を、企業や権力が、一般市民には支払えないくらいの多額のお金を払えと損害賠償請求するという脅しをかけて、裁判という時間的な拘束で疲労させて、市民運動を潰すことを目的とした訴訟。いわゆるSLAPP(スラップ)訴訟です。

アメリカなどでは、裁判がスラップ訴訟だったということが分かった時点で、その訴訟は無効にされます。

今回和解に至りました。
和解内容は、
賠償金は一円も払わない。
反対の表現行動は自由。
などで、勝訴判決に匹敵します。

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4人の被告の皆さん、弁護団の皆さん、応援してくださった皆さん、良かったですね。

国の原発政策を改めさせて、上関原発の廃止のために今後も頑張りましょう!
さらに運動の輪を広げていきましょう!
posted by m_ochiai at 17:41| 兵庫 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 環境 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年05月05日

熊本地震から見えた日本の水産業の危機

熊本地震の影響は、海にも及んでいたとFNNのニュース
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00323672.html

熊本地震が引き起こした大規模な土砂崩れにより、大量の土砂が川に流れ込み、およそ40km先の有明海の干潟を埋め尽くしている。
通常、干潟の表層から2〜3cmのところに生息し、水管を伸ばして呼吸をしているアサリは、10cmも土が堆積してしまうと、呼吸ができずに死んでしまう。
熊本県水産振興課・山下武志主幹は、「泥がたまっているところは、アサリが死んでいると確認している。現状が悪くならないよう、どうにか改善策に取り組めれば...」
熊本県沖、有明海のアサリ漁師は、「2016年の出荷は絶望的」と嘆く。

2014年には、217トンの漁獲量があった熊本のアサリ。
今後、品不足による値上がりなど、市場への影響が懸念される。

との報道。

しかし、その報道されたアサリを見ると紋様が輸入アサリ。
もしかして、外来種に置き換わっているのかしら。

以前のニュースで、九州・有明海に生息するアサリの一部が、中国から持ち込まれた近縁の外来種と交雑し、両方の遺伝子を備えた雑種になった恐れのあることが、東京海洋大チームの調査で判明している。食べても健康に問題なく、味の違いもないが、外来の遺伝子を持つ生物が広がれば、海の生態系に予測のできない悪影響が出かねない。というのがあった。
ww.sankei.com/west/news/150907/wst1509070028-n1.htmlより
wst1509070028-n1.jpg
左から国内種、有明海で採取された雑種、中国種のアサリ。雑種は貝殻の溝の本数や、横から見た厚さが、国内種と中国種の中間の特徴を持つ。模様の違いは個体差(北田修一東京海洋大教授提供)

フェースブックでこのことを記事にすると==========
熱心に水産業の衰退を懸念し、研究、応援されている山本茂雄さんから
粒度の細かい土砂が堆積する理由に、「潮の流れが遅くなった」ことがあげられ、諫早湾の閉め切りが影響していることは明らか。今回の地震に罪をなすりつけるのは間違ってるし、問題の解決にはつながらないのではないかと心配しています。

かつて、アサリの缶詰工場があった荒尾市も、現在は漁獲ゼロ。砂干潟が泥干潟に。もちろん、地震の前の話。諫早湾の閉め切りで潮の流れが遅くなっていることは確か。激甚災害復旧目的で開門して欲しい。

私の返信
先を見通せない人間の傲慢さでもって、自然に手を入れ人間にとって思いもよらない結果が待っていたということですね。
諫早湾だけではなく、各地の河口堰やダムなど人間の無知から自然の恵みを遠ざけた地域は全国にいろいろありますね。
もう少し、私たちと自然について謙虚に考えたいものです。

山本さん
海に囲まれた島国日本が、ワカメの75%、ヒジキの90%を輸入に頼っていること、ほとんどの国民が知らない。威勢の良い国防論より、国を守ることの本質について、真剣に議論する機会つくらないと。中国が本気で北朝鮮への制裁を開始した途端に、アサリやハマグリの流通が滞るアリサマ。

私の返信
知らなかったΣ(゚д゚lll)
自分は利尻こんぶや長崎や祝島のひじきを買っていたので、当たり前に国産は100%と思っていました。
水産業が儲からないからでしょうか?
なんとかしないと・・・

山本さん
水産技術の移転の仕組みがひどい。都道府県の水産試験場職員が、途上国に赴いてタダで教えちゃう。国内の漁業水産業が廃業に追い込まれる中、中古の漁船、漁具や生産加工設備も技術移転他途上国へ。国家的損失は、家電メーカーの比ではありません。

私の返信
知りませんでした。
途上国に水産技術を教えに行くのはいいとしても、国内をおろそかにしているのはいただけませんね。
というよりは海外で安い労働力を利用して、大量生産をして儲けようとする日本企業の構図ですか。
自分の足を食べているタコのような、気が付いたら八本とも食べ尽くしていたという状況ですね。
なんとかしないと・・・

以上転載=========

環境破壊がどんどん進んでいることがアサリの生態でもわかりました。
それが、日本の水産業に危機的な状況をもたらしていること。
漁師さんが森の植林作業をされるニュースが時々ありますが、すべてがつながっていることが理解できればなるほどと合点します。

身近な食料の確保という観点からも、日本の食料自給率をもう一度見直し、問題点を洗い出し、共有し、解決に向けて、動き出したいですね。
説楽ダムの問題など頑張っておられる山本さんたちに敬意を評したいと思います。
posted by m_ochiai at 15:11| 兵庫 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 環境 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年01月10日

RDF事業参加の自治体のゴミ中間処理費はやっぱり高い

「燃えるごみの処理費は、RDF化施設では、処理量1t当たりごみ焼却処理施設の約1.8倍の処理経費が係っている」廿日市市の報告にあると
昨年の12月30日のブログで書いた。
http://m-ochiai.seesaa.net/article/431868877.html?1452351495


その根拠、もっとわかりやすい表です。
RDF事業に参画している市町の中間処理費が高いために、ゴミ処理費が高くなっている。

img081.jpg

ごみ処理はやっぱり「4L」がいい。
ローカル(地域で)
ローテク(高度な技術に頼らないで)
ローコスト(お安く)
ローインパクト(環境負荷をかけない)


高度な技術は高いうえに危険と隣り合わせ、その上、広い地域で処理しようとするものだから、住民のゴミ意識も薄れゴミはゴミは増えるし、運送コストが掛かってもっと高くなる。
そしてそこには利権が湧いてくる。

RDFから何に変わるのか知らないけれど、「4L」心がけてみて!


posted by m_ochiai at 00:26| 広島 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 環境 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年09月08日

レジ袋の環境汚染問題にどう取り組む

枝廣淳子さんのメルマガ「 Enviro-News from Junko Edahiro」にアメリカのレジ袋の動向について掲載がありました。
http://www.es-inc.jp/library/mailnews/2014/libnews_id005337.html

それによると、州によっては
プラスチック製レジ袋の禁止法やレジ袋有料化法が可決、施行されているとのことです。

日本の場合、
レジ袋有料化は進んでいますが、
レジ袋そのものの禁止や法制化にまでは至っていません。
img014.jpg







落合真弓の
ほっとけんジャー通信NO.16より

プラスチックのレジ袋は、
軽く、
多少の水分があっても破れないし、
ゴミ袋として利用もできて
便利です。

しかし、資源である石油の枯渇や廃棄された時の処理費用、
何気なく捨てられたものが、川や海に流され、動物が飲み込んだり、
劣化により小さく粉砕されたモノが長年環境を汚染することを考えると

一時の便利快適が、長いあいだの不都合を招くことは明らかです。

ではどうして、
使用禁止や使用を抑制するための有料化に舵を切らないのでしょうか?

レジ袋の生産者やプラスチックの製造業者にとっては
使用禁止法や有料化法が可決され施行されると死活問題で困ります。

でも長い目で見ると石油も枯渇していくのだから、
視点を変えたほうが得策です。

「そんなに簡単に変えられるか」とお叱りを受けるかもしれませんが、
あなたの子孫もその結果の責任を負わなければいけないのです。

原子力発電所も同じです。
再稼働することによって、つながるいのちを犯してしまうことになります。

だから、未来に責任を持つ大人でありたいと思います。
「他の奴らのことなんてどうでもいいじゃない。」なんて思わないでください。

一つ一つと向き合い、丁寧に、大切にしたいと思います。

posted by m_ochiai at 09:46| 広島 🌁| Comment(2) | TrackBack(0) | 環境 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年08月21日

土砂災害で考えた森林整備

山田建著「ゴチソウ山」をずいぶん前に読んだ記憶が昨日の広島市の土砂災害で蘇った。

この作品は、蛍川にある旅館の主たちが、山びと、漁師、教師、居酒屋チェーンのオーナー、政治家たちを巻き込み、豊かで美しい町を自分たちの手でつくろうと大奮闘の様子を書いた長編小説。

環境問題を扱い、わかりやすい解説を折込み、問題提起している。
文体のリズムが良く、明るい雰囲気にひき込まれて一気に読んでしまった。
しかし、読後には深い印象が残る作品である。

その中にも土砂崩壊の話が載っている。

今回の土砂災害でも集中豪雨だけではなく、山の整備などの問題が潜んでいるのではと考える。
今回被害にあった地域は、背後の山の谷筋に土砂が流れた痕跡が現れていた。
山肌の表層部分が流失したとみられる。


日本の国土は約65%が森林で、その約40%がスギ・ヒノキの人工林だ。
人工林の場合、健全な森を保つためには間伐や枝打ちといった整備を定期的に行う必要がある。
しかし、最近では木材価格の低迷に加え、林業労働力の不足といった要因から、適切な管理が思うように進んでいない。

「緑のマントを着た詐欺師」といわれるほど、整備されていない人工林の中は、生い茂る葉で日光が遮断され、昼間でも真っ暗だ。

また、地面まで日光が届かないので下草が育たず、土が剥き出しになっている。
草の生えていない剥き出しの状態では、草の根がしっかりと土を掴めないので、雨粒が地表を直接たたき土が流失してしまうのだ。
生物多様性や水土保全などの森林がもつ公的機能が低下している状態だ。

さらに下草の生えていない地面は雨の衝撃でガチガチに固まってしまうので水も浸みこみにくく、地面の保水力が低下している。こうして間伐の遅れている人工林は次第に水を育む力、水源涵養力を失ってしまうのだ。

恩田 裕一先生の研究では、
荒廃人工林に50〜60%の強度間伐を行うと、やがて剥き出しだった地面が下草で覆われるようになる。すると草の根で地面が耕され、土が柔らかくなり、林床の浸透能力が上昇する。
下草が生えてくれば、雨が地面に浸透することで、土を削りながら地表を流れる水が減り、水や土が流れにくくなる。
つまり、下層植生の回復が土壌の流失や濁水発生の危険を減少させることが証明されたとのことだ。

参考(恩田 裕一先生研究室)
http://www.ies.life.tsukuba.ac.jp/~geodiagnostics/onda/subject.html
http://www.suntory.co.jp/eco/forest/research/talk/8.html

広島は森林率が72%、人工林率33%で
全国平均の森林率67%に比べると高いが、人工林率全国平均は41%なので低い。

広島県では、間伐等の手入れを必要とする 4〜9 齢級(16〜45 年生)が約 10 万1千 ha で、全体の約7割を占めており、今後とも計画的に間伐を実施する必要がある。

一方、依然として間伐を必要とする森林が多く存在すると同時に,人工林齢級構成のピークが 8〜9 齢級へ移行し、人工林の高齢級化が進んでいるため、総合的な間伐対策に取り組んでいく必要がありる。

加えて、松食い虫や鳥獣被害など森林環境の整備は急がれる。

平成 16 年の台風 18 号及び 23 号の来襲により、県北部を中心にスギ・ヒノキの人工林において、風倒木被害が発生した。このような森林は 大雨等による倒木の流出や土砂崩壊等の二次災害などの森林災害を引き起こす危険性が指摘されていた。

(参考)広島県の森林等の現状と課題
https://www.pref.hiroshima.lg.jp/uploaded/attachment/32.pdf#search='%E5%BA%83%E5%B3%B6%E6%A3%AE%E6%9E%97%E7%8E%87'

森林整備は広島県としても最優先課題として取り組まなければいけないものだ。

自発的に森林整備を行う森林ボランティアや企業等の活動だけではなく国を挙げて自然環境にもっと深い関心を持って、多角的に森林整備の取り組みをすすめて欲しい。


今回の土砂災害でお亡くなりになられた方のご冥福をお祈りするとともに、被害に遭われた方の一日も早いご回復をお祈りいたします。
posted by m_ochiai at 16:36| 広島 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 環境 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年08月20日

容器包装リサイクル法で発生抑制の強化を〜パブコメを出そう!

私たちの身の回りに溢れている
レジ袋、ペットボトル、トレイ、菓子袋、缶やビン、紙袋・・・
容器包装のためのゴミ、ゴミ、ゴミ

これらをゴミにしないために「容器包装に係る分別収集及び再商品化の促進等に関する法律」(略称:容器包
装リサイクル法)がある。

現実に容器包装リサイクル法によって、
市民のリサイクル意識が高まり、回収率が大きく向上した。
また事業者も容器包装の軽量化、薄肉化、詰め替え品の普及等により減量化をすすめ
一部の事業者や地域でレジ袋削減の取り組みもみられるようになった。
(残念ながら広島県はレジ袋の有料化を進めているが、県内で福山だけは市民の意識にお任せするとしてこの取り組みに乗っかっていない)

これらの取り組みによって、埋め立て処分場の延命に一定程度寄与した。


しかし、まだまだ問題点は多い。

容器包装リサイクル法の見直しに向けた政府審議会は、7月23日の会合で論点ごとの意見抽出を一通り終え、
7月31日、意見募集(パブコメ)が開始された。締切は8月31日。
800字までの自由記入形式。

▼容器包装リサイクル法に関する意見募集(e-Gov:電子政府の総合窓口)
http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=195140028&Mode=0

▼これまでの審議会の資料・議事録(環境省HP)
http://www.env.go.jp/council/03recycle/yoshi03-04.html

日ごろの買い物や分別排出の際に感じていることを、直接、政府に届けるチャンスだ。


どんな問題点があるのか、そして改正に向けての提案は
▼FoE Japanの意見資料(2013.10.15 産業構造審議会・中央環境審議会合同会合)
http://www.env.go.jp/council/03recycle/y034-02/mat04.pdf

を参考にみていくと

問題点
・大量生産・大量消費型のライフスタイルは変わらず、発生抑制には大きな進展なし。
・過剰・過大な容器包装は依然として見られる(特に菓子類、PC関連品等)。
・ペットボトル等は原単位ではリデュースしたが、清涼飲料生産量が大きく増加し、トータル環境負荷は増大
・レジ袋削減は大都市圏、コンビニ等で進まず、紙袋等は対策なし(重量を考慮するとプラ同様に削減必要)。
・ファストフード、コーヒーショップ店内飲食では依然として使い捨て容器使用(前回審議会答申および国会付帯決議で取り組みが求められていた)。
・地域レベルで発生抑制に資する情報、能力育成の機会がない。
・特定事業者の費用負担の責務は、市町村が収集・選別し、分別基準適合物としたもののみで生産者の責任の対象が限定的。( 欧州、韓国等では、事業系も生産者責任が主。)
・プラスチック容器包装の高品質なマテリアルリサイクルが実現できていない。
・市町村の分別収集、選別のコストは、重い負担となっているといえるが、効率化、透明性向上の取り組みに大きな進展は見られない。
・ペットボトルの国外流出により、国内リサイクル産業の持続性が懸念される。

これらのことを踏まえて改正案
1)原単位での削減をめざすこと(過剰・過大包装の抑制)
2)原単位だけでなく、トータルの発生量の削減をめざすこと(不要な容器包装の回避)
3)資源消費量の削減だけでなく、ライルサイクル全体でのCO2排出量等の環境負荷の削減をめざすこと(中身のみ販売、濃縮・粉末への転換)
4)サービスに対する価値観を時代にあったものにすること
5)地域の経験を国全体のシステムに発展させ実効性を持たせること(条例による適正包装基準の全国統一化、レジ袋削減の全国レベルでのしくみ化)
6)取り組みを促進させるための情報公開を徹底すること(環境負荷に関するデータ、多量利用事業者名の開示など)
7)地域の発生抑制の取り組みを支援する体制づくり(人材育成、主体間のコーディネート)

具体的な法改正提案として
▼発生抑制の具体的な施策の強化
 過剰包装抑制のための基準設定
 レジ袋等の削減目標設定と達成義務化
 使い捨て容器削減の義務化
▼地域の活動を支援する
 3Rセンターの設置
▼市町村への支援金制度
 事業者は、再商品化委託料とは別に、現行の拠出委託料に代わり、すべての容器包装を対象に、生産量と素材に応じた新たな拠出金制度に基づく支援金を支払う。
 支援金は、分別基準適合物の量と質に応じ、市町村に支払われる。
▼自主回収促進のための措置
▼取り組み促進のための情報公開の徹底

まとめ
・容器包装を管理する制度は、持続可能な消費と生産に向けた国の意志を反映する鏡
・地球から取り出す資源と環境負荷の最小化に資する制度設計を

とあり、大変わかりやすくて参考になる。

私自身は、パブコメに以下の意見を出そうと思う。

容器包装リサイクル法によって、市民のリサイクル意識の向上や事業者の製品努力などあるものの、大量生産・大量消費型のライフスタイルは変わらず、発生抑制には大きな進展はなく、地球から取り出す資源と環境負荷に資する制度設計とは言えない。
たとえば、ペットボトル等は原単位ではリデュースは進んだが、清涼飲料生産量が大きく増加し、トータル環境負荷は増大しているし、プラスチック容器包装の高品質なマテリアルリサイクルが実現できていない。
また、国外流出により、国内リサイクル産業の持続性が懸念されている
審議会答申および国会付帯決議で取り組みが求められていたファストフード、コーヒーショップ店内飲食では依然として使い捨て容器使用されているなど国民のライフスタイルから見つめ直す制度設計が必要だ。
一方、特定事業者の費用負担の責務は、市町村が収集・選別し、分別基準適合物としたもののみで生産者の責任の対象が限定的であり、依然として市町村の分別収集、選別のコストは、重い負担となっているといえるが、効率化、透明性向上の取り組みに大きな進展は見られない。

これらの状況を改善するために、
1)地域ごとに3Rセンターを設置し、住民自らがそのライフスタイルを見直す機会を増やすためにごみ減量に関する地域の活動を支援し、情報の公開をすすめること。
2)発生抑制の具体的な施策の強化として、 過剰包装抑制のための基準設定 レジ袋等の削減目標設定と達成義務化 使い捨て容器削減の義務化を進めるための制度設計をする。
3)事業者は、再商品化委託料とは別に、現行の拠出委託料に代わり、すべての容器包装を対象に、生産量と素材に応じた新たな拠出金制度に基づく支援金を支払い、分別基準適合物の量と質に応じ、支援金は、市町村に支払われる制度設計をする。
4)「新庄方式」「エコミラ江東」「エコラ東海」などにみるように、福祉と環境を結びつけ、福祉作業所と事業者、住民、市町村の協働をすすめ、多種類の容器を回収しマテリアルリサイクルする制度を支援する制度を作る。
以上、提案をし、改正容器包装リサイクル法が持続可能な消費と生産にそして、障がいの有無にかかわらず全ての国民にとって有意義なものとなる国の意志を反映ものとなることを願います。



posted by m_ochiai at 02:39| 広島 ☔| Comment(1) | TrackBack(0) | 環境 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年08月10日

リニア中央新幹線がやってきたらイヤ!イヤ!イヤ!

JR東海の予定しているリニア新幹線
相当ヤバそうです。

曲がるのが苦手なリニア新幹線は直線で進むため、長いトンネルと地下の連続
運転手は同乗せずに中央制御室が運行
もし、地震や事故があった場合、どうするの?

電磁波の問題
環境破壊の問題
経費の問題

どれをとっても採算が合わない。

どうして進めるのか、ようわかりませ〜ん

原発推進と瓜二つの経済構造
↓これ見てもらったらよくわかります。

リニア中央新幹線がやってきたヤァ!ヤァ!ヤァ!


まこと、リニア新幹線がやってきたらイヤ!イヤ!イヤ!ですね。
posted by m_ochiai at 11:23| 広島 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 環境 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年04月10日

わかりやすい原発問題〜田中優さん講演会〜

田中優さんが、最新の福島原発や放射能対策情報とこれからのエネルギーなど未来ビジョンをたっぷり2時間半語っています。
とってもわかりやすいです。

http://www.earth-garden.jp/community/9796/

是非、ご覧下さい。
posted by m_ochiai at 10:45| Comment(1) | TrackBack(0) | 環境 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年04月07日

赤峰勝人さん講演会

循環農業、赤峰勝人さんの講演会、ご縁があって来年2月に開催予定です。

ゴミの落合さんから農業の落合さんに移行しつつありますわーい(嬉しい顔)るんるん

大塚貢先生や吉田俊道先生。

大塚貢先生:子どもたちをよみがえらせる
長野県上田市・前教育委員長の実践
『致知』 2008年8月号
http://www.h2.dion.ne.jp/~apo.2012/ootsuka-mitsugu.html

吉田俊道先生
http://www.ruralnet.or.jp/ouen/meibo/405.html
生ごみリサイクルで元気野菜作り
http://www.ecopure.info/rensai/genki/genki01.html

食育も充実して行きます。

どうぞお楽しみに!
posted by m_ochiai at 22:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 環境 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

耕せ日本!

中村文昭さんの耕せ日本!です。
http://tagayase.com/

東日本大震災が起こり、何が自分に出来るのだろうと考えておられる方は一杯いると思います。

私もその一人です。

被災地に地元で作った「応援米」を贈ろうと言う案を出された方がいて、これなら出来るかなぁと思ったのですが、良く考えると贈る前に、自分のところが自立出来てないじゃんがく〜(落胆した顔)もうやだ〜(悲しい顔)ふらふらと思い当たりました。

応援する前に、自分の自立をですねわーい(嬉しい顔)

そこで、福山で出来る3つのストーリーを考えました。

一つ目は、市街化地域の耕作放棄地を使って、「市民農園」をNPOが管理する方法で市民の方に参加していただいて野菜を作り、出来たものを「耕せ福山SUN」として被災地に支援物資とともに贈る。もしくは自家消費し、その分を義援金として贈る。

二つ目は、自然農で応援米を作る。これも応援米プロジェクトで退職された方や生活保護を受けている方の社会的労働として労働力の提供を受けて作る。

三つ目は被災地から農業をしたい人を受け入れる。

三つとも楽しくやってよかったという満足が必要です。
管理するNPOや地元自治体やコミュニティの協力や楽しい企画が欠かせません。

こんなことを考えているのですが、皆様のアイディアを教えてください。
よろしくお願いいたします。

posted by m_ochiai at 22:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 環境 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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