その中の一文に
「言いたくないことだが、坂本さんに叱られたこともある。ぼくは元々短気なところがあり、弱さの裏返しで、「家族を守るためなら戦いもする」と言ったことがある。その時だった。
「それでは報復の連鎖を止められないだろ、報復したいと思うことがあったとしても、戦わない決意をすることが非戦なんだ」 と言われた。ぼくの頭は熱くなっていて、「そんなことはできない」と言いたかった。
「でも現にテロ事件の被害を受けた人たちに、それを呼びかける覚悟で『非戦』を書いたんだろ、それも含めて「戦わない」という覚悟だろ」 と。共著者だというのに、そう言われて初めて非戦の覚悟を知った。」
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とある。
そうなんだよねと、ずしんとこたえた。
「北朝鮮なんかミサイル持って、核開発して何するかわからんから、中国も何するかわからんから話してもだめだよ。家族守るためには戦う」と勇ましく言う人が結構いる。
「戦争は絶対ダメ。もし攻めてきたら逃げるが勝ち。絶対闘わない」というと「お花畑やなぁ」と言われる。
ウクライナのゼレンスキー大統領がG7に参加するために来日するという。
ロシアを非難して武器をねだるのだろうか。
一方的にあいつが悪いと言っても何の解決にもならず、破壊の方向に突き進むだけだ。
戦争を止めるためには武器はいらない。
闘わないという強い意志だろう。
日本は議長国であり、原発を落とされた広島で開催するG7なんだ!
だからこそ、核はなくすという決議をして、ロシアの侵攻を止めるための知恵を出し、平和的な終結に向けて論議していくべきだろうと思う。
親鸞聖人のお師匠の法然上人の父親はまだ法然上人が勢至丸と言われていた幼少の時、夜討ちにあい殺される。
その臨終の時、父に向かって「大きくなったら必ず敵を討ちます」というと「いや、かたき討ちをすれば、またその子孫はお前にかたき討ちをするだろう。かたき討ちは連鎖していくのだ。それよりも、僧侶になり私の菩提を弔ってくれ」と言われたなくなった。その遺言を守り、勢至菩薩の化身と言われるほど智慧第一の法然上人となられ、親鸞聖人を世界の光へと導かれたのだ。
また、『田中優の未来レポート』に
坂本さんに「歴史的なことを聞いたとき、日本の「三内丸山遺跡には行った方がいいよ」と言われた。調べてみると日本の縄文時代って弥生時代までの一時的なものではなくて、一万年の歴史を持つ一番重要な時代だった。そこでは面白いことに戦いはほぼなく、森や野山と人間が共存していた時代だった。」とある。
そうそう、そうなんだ、農耕が始まってから人は分け合ったり共存することが下手になったんだなぁ。
そして道具であるはずのお金にふるまわされ始めて、大切な命まで削って生きるようになった。
世界のあちこちで闘いがあり、核の恐怖と不安が怒りとなり、また戦争を呼び起こしている。
そして、差別があり不公平がまかり通ている。
もう一度、考えよう!
生命と共存できない核兵器も原子力もやめよう!
命を育む森や海に帰そう!
誰もが幸せになれる世界を作っていこう!
「田中優の未来レポート」はこちら
http://www.mag2.com/m/0001363131.html