防衛力の強化には、ミサイルなど敵基地攻撃能力の保有を必要とし、集団的自衛権を行使した際、米国を守る目的でも攻撃力の使用も排除しない、と踏み込んでいる。
政府がいくら「専守防衛に変更はない」と強弁しても、次々と浮上する装備増強策は、自衛の範囲を明らかに逸脱している。
また、財源の措置については、当座はコロナ対策費や余剰金で当て、その後、国債にするのか増税していくのか年内に決定するよう関係閣僚に指示した。
来年は統一地方選挙もあるので選挙前は増税はしたくないのだろうが、このままでは増税と次世代への負担増しかないだろう。
新聞やテレビを見る限り、もう防衛力の強化は既定路線で防衛費は間違いなく1.5倍になるというものばかりだ。
防衛力の強化が本当に必要なのかを議論したり、調べてような気配はない。
政府の言うままの報道のように思える。
日本国憲法は、戦争をしないと謳っている。
憲法に反して、国が軍事力をこれだけ増やして何をする気だと問われる。
この方針は、平和と暮らしを脅かすもの以外のなにものでもない。
なぜ2%なのか、納得のいく説明はない。
NATO諸国の算定基準に照らせば、日本の防衛費は昨年時点でGDP比1・24%、6兆9千億円に上る。2%にすれば11兆円を超え、積み増すには消費税2%分の税収が必要になる。
さて、孫子の兵法では「攻撃は最大の防御」(形篇)というが、その本当に意味するところは、「どう考えても攻撃できないぞ」と、敵があきらめるくらいの狡知に富んだ、頭のいい防御体制をつくっていくということ
では、今回のように防衛力の増強が敵があきらめるほど頭のいい防御体制と言えるか?
1.平和憲法を破棄、軍事力強化。
「アメリカの敵は日本の敵(集団的自衛権)」米国を後ろ盾に近隣国と対立を続け、自国もミサイルなどの攻撃的武器を強化する国と国民
2.平和憲法を遵守、平和省を創設。
自国の自立と世界の飢餓貧困、環境破壊、災害や感染症などに対して、国家として支援活動に力を入れ他国に信頼される国と国民
1と2どちらが平和力が強いのか一目瞭然。
よくこんな風に言われる。
「わけのわからん北朝鮮がミサイル撃ってきたらどうする!」
「敵のミサイル基地を壊さんとだめだろう!」
「いいえ、そんなことしたら、また違う基地からミサイル撃ってきますよ」
「それよりも、ミサイルを撃とうという気にさせないように、仲良くして日本は信頼できる国だと思われることが先決です」
「安倍さんの時から、中国や韓国、北朝鮮などに挑発的な態度を示して仲良くしてこなかったつけが今きているだけ。これから仲良くするにはどうすればいいのか考えて行動に移すことが先決」
「そして、税金は『国民の生活が一番!』大事なところに使うべきですね』
と答える。
国民を守るならば、まず外交。
そして食料の自給率をあげる。
エネルギーの自給率をあげる。
原発は廃炉にする。
貧富の格差を是正する。
ことから、政治は真剣に取り組んでもらいたい。
納得してもらえないかもしれないけれど、命は地球よりも重い。
今日はおりしも、
真珠湾奇襲、第2次世界大戦がはじまった日
「イマジン」のジョン・レノンが殺害された日
そして、お釈迦様が仏のさとりをひらかれた日
命を大切の思う日ですね。
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