2016年09月21日

護憲、改憲について意見を戦わせよう!

8月11日付朝日新聞のオピニオン(声 どう思いますか)掲載の投稿
「改憲派から護憲派へ3点質問」
http://news.asahi.com/c/agmXaHwltYoRjFal

■改憲派から護憲派へ3点質問 
      無職 鈴木博(愛知県 83)

 参院選の結果、憲法改正の議論が本格化しそうです。しかし、これまでの議論は改憲派と護憲派の意見がかみ合わないまま推移しているのではないでしょうか。両派の間で質問と回答を重ねる議論が必要と考えます。まず、改憲派の私から護憲派のみなさんに質問させていただきます。

と3つの質問があり、 ぜひ護憲派の方々のご意見を伺いたい。とあった。

 
護憲派と改憲派がお互いに話し合って共有できる点や相違点を知り、お互いの相手を尊重しながら歩み寄ることは必要だと思っています。
私もこの質問に対して、考えてみました。

質問(1)
戦争放棄や戦力の不保持が9条に定められているが、それだけで日本は戦争を仕掛けられたり戦争に巻き込まれたりしないという根拠はあるか。

私の答え(1)いいえありません。
しかし、憲法の理念に基づいた具体的な外交や安全保障政策を通じて、平和憲法の理念は現実のものとして作り上げられていくものだと思います。
それが、世界的に知られれば、美姫を持たず、戦わないという相手に対して戦争を仕掛ける国は非難されるだろうし、国際的に孤立することは自明の理です。
それを犯してまで攻撃をするとは考えられません。

だから、私たちは官民協同で、たゆまず平和に対する努力が必要なのです。そして憲法9条の理念を国際的に広げる責務を有していると思っています。

質問(2)
改憲派の「日本が第2次大戦後、戦争をせずにこられたのは、日米安保体制や自衛隊の存在のおかげ」という意見をどう思うか。この考えを否定されるなら、平和を維持できた理由をどう考えているか。

私の答え(2)
平和が続いたことはいろいろな要素があったと思います。
その中には、日本の平和が日米安保体制によった時代もあったでしょうし、自衛隊がいるから安心できたこともあるかもしれませんが、憲法9条がなければ朝鮮戦争やベトナム戦争に巻き込まれ、日本の若者も血を流していたのではないかという可能性もあったわけです。

平和を維持できたのは戦争で辛苦を味わった方々の絶対戦争をしてはならないという思いだと思います。
この思いを継承して来た人々の努力、そして今後も平和の理念は継承していかないといけないと思います。

質問(3)
日本の近隣には核武装を進める北朝鮮や、南シナ海や東シナ海で覇権をうかがう中国がいる。こうした国々の覇権主義的な行動を止めるには、対話のほか、抑止力として一定の軍事力も必要ではないのか。

私の答え(3)
北朝鮮の核実験屋、中国の海洋政策、何をするかわからないと不安をあおる材料がいっぱいあります。
しかし、現実に立ち返ると国際社会の中でルールを守らないことが、未来の立場を悪くすることは両国とも知っているはずです。それを押し切ってまで無謀な行動に出ることはなく、威嚇、もしくは虚勢と考えたほうがよさそうです。
それを、相手に乗せられて軍事力を増大させ軍拡競争をすることは、見えざる軍産産業を利すだけです。
日本が「戦力」を整備することは、かえって紛争の危険を高め、地域の緊張を高めるものと考えます。

軍隊を持つか否かという硬直した二者択一から、どのような安全保障が私たちが望む平和につながるのか、シャベリバやタウンミーティングのような形で議論される場が開催されればいいと思います。
身近でも井戸端会議でこのテーマをみんなで考えしゃべるのもいい。

憲法改正や日米安保、北朝鮮や中国の動きについて何となくモヤモヤ、疑問に思っているけど声に出して言えない人も多くいるのではないでしょうか?
お互いの意見を聞いて歩み寄ることが解決に近づく一歩と思います(*^^)v
それが日本の民主主義に貢献すると思います。

みなさんのご意見をお待ちしています。
posted by m_ochiai at 21:39| 兵庫 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 平和 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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