昨日、コープ自然派のイベント「実験室で作られる食べ物に未来はあるのか?」の参加。
印鑰 智哉さんが講師だった。
ゲノム編集食品。
日本では栄養価の高いトマト、肉厚の真鯛、大きなフグが開発されている。
まだスーパーには出ていないが、ネットや無料配布で拡販しようとされているらしい。
ゲノム編集技術は、「新しい品種改良技術」イノベーションだと言われているが、
実際遺伝子組み換えが行き詰ったので別の手法で食料を支配しようという思惑が見て取られる。
技術的にも法的にも、ゲノム編集技術は遺伝子操作技術であり、品種改良とは別物だ。
ゲノム編集は、遺伝子をはさみで切るような正確性はなく、遺伝子を爆破させるように予測できない結果を招く。
つまり遺伝子エラーを起こしてしまうのだ。
このようにゲノム編集された食品は危ないが、
政府やマスコミの報道は画期的なものという報道のみ。
もう一度振り返ってほしい、
遺伝子組み換え作物は何の益ももたらさず、スーパー雑草、スーパー害虫を生み出しただけだということを。
草も虫も菌も人間に都合が悪くなると
雑草、害虫、ばい菌と呼ばれる。
彼らには彼らの得意分野があり、人間がそれに気付いていないだけだ。
自然界では共生することが一番大事なのだ。
共生することを忘れ、おごり高ぶる人間は、自然界の大いなる循環に身をゆだねることなく、共生の鎖を切り刻んでします。
その最悪が戦争なんだろうなぁ。
ゲノム編集した食品は表示義務がないというおまけつきに消費者としてどう向き合うべきか考えなければならない。
また、実験室で作られた食品に培養肉がある。
牛や豚、鶏の肉の幹細胞を取り出して
バイオリアクターで細胞を培養させて増やし
肉にしていくというものだ。
ウナギもフォアグラもカカオもコーヒーもパームオイルもこの技術で作るという。
乳児用のミルクも遺伝子組み換えの技術を使って作るという。
環境派と言われているデカプリオが「フードデック」は
「動物を殺さない」「気候変動を起こさない」「環境にやさしい」ので
食料危機も解決できると宣伝している。
そうだろうか?
さらなる問題を作り出すのではないか。
生き物は食べるものでできていると言われるが、不自然極まりない合成食品を体は受け付けるのか。
製造過程でできる残渣は環境に放出できない代物だ。
益々、農業とは、食品とは、生物とは、命とはを考えさせられる。
タネと食を守るOKシードプロジェクトの参加しよう!
画像は印鑰 智哉さんのFacebookからお借りしました。