9月27日に行うと決められた安倍晋三氏の国葬。
今更、止められないのだろうと思う。
国民の半分以上がいやだと言っているのに、やるのは勇気いる。
止めるのはもっと勇気がいるだろう。
衝撃的な死だったので、衝撃的に「国葬」なんて考えたのだろうが、
銃撃されたのは政治的なことではなく、
安倍晋三氏が生前広告塔になっていたカルト宗教に母親が騙されて
自分の一生をだめにされたと思い込んでいる
この教団の被害者でもある男性の恨みであり、
民主主義や政治的ななにかではないのです。
国葬の閣議決定と予算執行は
憲法19条の「思想及び良心の自由は、これを侵してはならない」に違反する。
強制するものではないと言っても、国家予算を使うのだから。
それならば、国民の代表である国会議員による審議を行い、予算の議決すべきです。
曲がりなりにも、形式上、国民合意を得たことになるのだと思います。
しかし、私は、安倍晋三氏が総理大臣の時に
集団的自衛権・共謀罪・特定機密保護法・武器輸出三原則の改悪などを強行成立させ、
日本国憲法を捻じ曲げていったこと
森友・加計問題、桜を見る会などの私的権力の行使と忖度社会の形成したこと
そのことによって、真面目な官僚を死に至らしめたこと
国会でも多くのウソを言い、まともな議論をしない国会にしてしまったこと
また経済政策(アベノミクス)の失敗で格差が拡大したこと
そういう人物をどさくさ紛れに国葬することは、
国民がこれらのことを賛美したと間違った歴史的な印象を与えかねない。
国民の財産と命を守り平和な国家を作る役目を果たすのが仕事の総理大臣としては
安倍晋三氏は失格であると思うのです。
よって、国葬は許されない。
岸田総理、勇気をもって中止すべきです。